歯周病

歯周病とは

歯周病は、おもにプラークに潜む細菌が原因で進行する場合が多いですが、まれに不整な噛み合わせなどお口の中で噛む力のバランスの悪さが原因することもあります。

そのため、歯周病になった場合は、その進行程度にかかわらず初めに基本治療として、プラークや歯石の除去、噛み合わせ調整を行います。

 

歯肉と歯の間にできたポケットといわれるスペースが歯周病が進行するにつれ深くなり、細菌の増殖する空間が増え、歯肉を腫らし骨を溶かし、やがて歯が抜けてしまいます。また、口臭の原因にもなります。

​歯周病は多くの研究により心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、糖尿病などと関連性が深いことが明らかとなってきており、歯周病を予防することで全身の生活習慣病を予防すると言われております。

 

歯周病かな?と思われたらできるだけ早く受診されることをおすすめいたします。

歯周病の進行と症状

進行度1 歯肉炎

歯周ポケットが発生し、歯肉の炎症が発生してきます。


まだ、この時期であれば丁寧な歯磨き(プラークコントロール)に取り組むことで改善することができます。

​ブラシをしっかりとプラークに当てて優しくブラッシングしてください。

ポイントは鏡を見ながら、ゆっくり、やさしく、1ヶ所につき20回ほどブラッシングを行うことです。

​特に、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の見えない部分などはデンタルフロス(糸ようじ)などを用いると効果的です。

進行度2 軽度歯周炎

炎症が進行し、赤みがかかってきます。

症状を感じることは少ないですが、人によっては、歯磨きで出血、歯の周りがじんじんと腫れぼったく感じることがあります。

 

ここまで進行すると、歯周ポケットも深くなってくるため、ご自身で行うプラークコントロールでは除去できないプラークや歯石があります。

 

そのため歯科医院で麻酔をして歯石除去をする治療が必要となってきます。

進行度3 中度歯周炎

歯を支えている骨が徐々に溶けてしまいます。

 

歯周ポケットは5mm以上と深くなり、しみる、歯磨きでの出血、歯ぐきが腫れたり治ったりを繰り返します。


そして、いよいよ歯がぐらつき始め、歯ぐきから膿が出たり口臭がしたりします。

​早期に歯科医院を受診してください。

進行度4 重度歯周炎

歯を支えている周囲の骨が2/3以上溶けてしまい、歯周ポケットの深さも7mm以上とかなり深くなります。

ここまで進行すると、歯がぐらつき、硬いものなどが噛みにくくなります。
歯ぐきを押すと膿がにじみ出て、口臭が強くなることもあります。


また、歯が長くなったと感じたり、歯と歯の間のすき間が大きくなったり、物が詰まりやすくなったりします。


このまま放置すると歯が自然に抜け落ちたり、抜歯するしかなくなってしまうこともありますので、至急歯科医院を受診してください。

当院での工夫

よくある質問

Q

歯周病は完治することは可能ですか?

A

長期的な治療を行えば可能です。できるだけ重篤化する前に受診をお願いします。

Q

歯周病でもインプラント治療は可能ですか?

A

原則的に歯周病を治療した後であれば可能です。

個人差はありますが、歯周病のままインプラント治療を行うと早期にインプラントが抜けてしまうリスクが高まります。 

歯周病治療はその症状に比例して時間を要する治療です。

そのため、治療経過を追いかけて、患者様と医師の双方で現状を把握し、常に改善に向けた治療に取り組まなければなりません。

しかし、時に我々歯科医師の説明において専門的な言葉を用いることでかえって患者様の理解の妨げになることもあります。

 

そこで当院では、患者様が視覚的にご自身のお口の状態を把握できるソフトを導入し、これにより患者様ができるだけやさしく理解できることに務めております。

 

現状を把握し、改善に向けた治療に対するモチベーションを共に高めていけたらと思います。